理解できない決断・プロ野球開幕について

随分とご無沙汰になってしまいました。オープン戦が始まったら、と考えていたんですけどあっという間に３月になり、そして…。ご存知の通り東北関東大震災が起きてしまいました。東京に住んでいる自分は特に被害はありませんでしたが実家が福島県なのもあり不安な毎日です。それでも県西よりなのがせめてもの救いで家族は全員無事でした。ただ、ガソリンや物資が少なく、耐え凌ぐ日々が続いているようですが…。プロ野球はパリーグが４月１２日への開幕延期を決めました。これは当然の措置で、個人的にはこれ以上の延期の可能性も感じていました。しかしセリーグの決断には全く理解ができません。当初は３月２５日予定通りの強行開幕。選手会の反発や世論もあり再検討されましたがそれでも３月２９日…たった４日の延期です。しかもナイターは４月３日までしか自粛しないと…。これでは、ただ世間体を気にした、形だけの延期と見られても仕方がありません。本拠地が東北に無いから、試合は出来るから、と言われても納得がいかない。こんな状況でどうして、選手は野球を本気でプレーし、ファンは観るのを楽しめるのでしょうか。これが他国で起きた事なら分かりますが、被害にあっているのは日本の東半分です。現時点で死者、行方不明者合わせて２万人を超えています。まだまだ福島の原子力発電所も予断を許さない状況です。被災地で苦しんでいる人々、ガソリン等燃料の不足で動けない人々も沢山います。そんな中で野球を見せるのですか？安全な場所に居て地震に無関心な人々の為に。このような姿勢を貫くのであればファンのプロ野球離れは加速の一途を辿るでしょう。僕は生涯プロ野球、中日ドラゴンズファンを誓っていましたがその気持ちすら折れてしまいそうです。選手達はとても立派な言動、行動をとっています。 NPBには出来ないのでしょうか。利益が大事なのは分かりますが今はそれどころの話ではありません。パリーグと同じぐらい開幕を延期し、供給電力が安定するまでナイターは控える。例えシーズンの試合数が減ったとしても、それぐらいの決断を望みます。どうか再度話し合い、もっと観る側に配慮した判断を下して欲しい。一人のファンとして、そう願うばかりです。尚、感傷的になっているのは自覚しておりますが不愉快に思われる表現や記述等ありましたらご容赦ください。お読み頂き感謝致します。